コスプレが降りる夜 池◯瑛◯

5期生

駅を出たら、夜の湿った風がふわっと頬にあたった。

コミケ帰りの人たちもだいぶ減り、あのごちゃごちゃした雰囲気が急に遠ざかった気がする。

高校生の◯◯は小さなリュックを肩にかけ直しながら、横を歩く瑛紗をちらっと見た。

撮影は終わったはずなのに、着ているキャラの“気配”はまだ残ってる。頬も、まだ少し赤い。

池田: ◯◯くん…今日はこのまま帰るの?

◯◯: え…うん…だってもう夜だし…

池田: ふーん…じゃあ…ちょっとだけ寄ってこ…?

◯◯: え…どこに…?

池田: すぐそこ…冷房あるとこ…コス終わったあとって熱こもるからさ…

言い方はいつも通りふわっとしてるのに、手は◯◯の袖をつまむ。

引っぱる力はぜんぜん強くない。けど、断りづらい。◯◯は小さくため息をついた。 

◯◯: 分かったよ…

〜移動後〜

ビルの4階レンタルの小さなスペース、白い壁とソファと全身鏡。エアコンの風が涼しい。

池田: はぁあ…ここ…空いててよかった…

◯◯: なんで部屋借りるの…

池田: いまのままの私が…抑えられなくて…💕

◯◯: いまのままって…

池田: このキャラってさ…少しえっちじゃん?💕

◯◯: うん…

池田: いまの私は”そういうのしたくなるモード”に入ってるってこと…💕

あけすけにそう言って、瑛紗は◯◯の肩を持つ。

池田: ねぇ◯◯くん…キスしたことある?

◯◯: えっ…ないけど…💦

池田: やっぱり…💕

◯◯: やっぱりって…💦

池田: それがいいの…初めての人の顔…好きだもん…💕

そう言うときだけ、さっきのキャラよりも少し大人びる。声も半音落ちる。

池田: 今日は私が…◯◯くんの初めて…ぜんぶもらってくね…💕

◯◯: ちょ…ちょっとまっ…💦

にこっと言って近づいてくる。ソファの端に座らされた◯◯の膝に、瑛紗は自然に手を置いた。

池田: こわい?

◯◯: ちょっと💦

池田: かわいい…じゃあ“見てるだけ”からにしよ…💕

瑛紗は◯◯の前で胸の前のリボンを解き、白いブラウスのボタンをひとつずつ外していく。

肩からブラウスを滑り落とすと、シンプルな白いブラジャーが現れた。首のチョーカーが色っぽく残る。

池田: どう…?💕

恥じらいと期待が混ざった目で瑛紗が尋ねると、◯◯は息を呑んだ。

◯◯: すごく…なんというか…きれい…💦

瑛紗は小さく微笑むと、ブラのホックに手をかけた。パチンという音と共に解放され胸が露わになる。

池田: 触って…💕

瑛紗は◯◯の手を自身の胸に持ってくる。瑛紗の胸の鼓動が、手のひらを通して伝わってくる。

池田: 私のドキドキ聞こえる…?💕

◯◯は頷いたが、言葉が出ない。彼女の肌は想像以上に柔らかく、そして熱かった。

池田: 私もここ…触っていい…?💕

◯◯: うん…💦

指先で、◯◯のベルトをほどく。◯◯は自分でも驚くくらい、心臓がどくどくいってるのを感じた。

池田: 緊張しなくていいよ…大丈夫だから…💕

瑛紗が◯◯のパンツを下げると、大きな欲望が現れる。

池田: ちゃんとあったまってる…えらいね💕

◯◯: えらい…?💦

池田: ここまでなってるの…かわいいってこと💕

彼女の指先が彼の敏感な部分に触れた瞬間、〇〇は小さく声を漏らした。

◯◯: んっ…💦

瑛紗はその反応に安心したように微笑むと、優しく彼のものを握った。

池田: 大丈夫だよ…私が全部やってあげるから…💕

彼女の手がゆっくりと上下に動き始める。その温かさと柔らかさに、〇〇は思わず身を捩らせた。

池田: ほら…気持ちいい?💕

◯◯: うんっ…💦

池田: 嬉しいっ…じゃあ💕

そう言って、瑛紗は口を近づけた。

池田: ふぅっ…💕

あったかい吐息が先に落ちる。びくっと◯◯の腰が揺れた。

池田: びっくりした?

◯◯: 少し…だけ…💦

池田: じゃあ、もう一回…💕

チュっ…💕

ほんのさきっぽにだけ、軽くキスする。音は小さい。

池田: 今の…こわくなかったでしょ…💕

◯◯: そんなには…

池田: じゃあ…もうちょっと…んっ…あむっ…💕

ジュっ…💦

口の中で包むように、あたたかくして、舌をちょっとだけ動かす。

多分、◯◯が想像するのより、ずっとやさしい。

池田: んっ…ん…っ…💕

チュルっ…クチュっ…💦

◯◯: ………っ💦

唇を下までつけた瞬間、瑛紗の喉がすこし鳴る。

池田: はぁあ…ね?…意外と平気でしょ💕

◯◯: 思ったより…💦

池田: でしょ?…私ね…人に見せるの好きだから…◯◯くんも…私がこうしてるとこ…ちゃんと見てて…💕

そう言って、今度はすこし激しく動く。

ジュポっ…トロっ…ジュルっ…💦

◯◯: んっ…あっ…💦

池田: んはぁ…いまの声かわいい…もういいかな…こっちは💕

◯◯: えっ…もう…💦

池田: うん…だって◯◯くん…今のだけで結構限界に近いって顔してるもん…ここから先は私が上でやるね💕

立ち上がると、スカートの裾がふわっと揺れる。瑛紗はそのまま◯◯の膝の上をまたいで、正面から抱きつく形になった。

池田: 初めてってね…下からより上からのほうが楽なんだよ?💕

◯◯: そうなの…💦

池田: そう…こっちの方が調整できるから…💕

くすっと笑って、瑛紗はスカートの中で入り口の位置をさぐる。瑛紗の呼吸が少しだけ深くなる。

池田: ん…ここ…あった…ふぅ…っ…💕

腰をほんのすこし浮かせて、ゆっくり下ろす。

ニュルっ…💦

池田: あったかいっ…💕

◯◯: ………っ💦

池田: はぁっ…ふぅっ…💕

くっついてる部分からあたたかいのが広がる。

池田: 痛くない…?💕

◯◯: うんっ…大丈夫っ…💦

池田: えらいね…じゃあ…ちょっとだけ動くね…💕

クチっ…クチュっ…💦

ほんとに小さく、前後にすべらせる。摩擦も、音も、控えめ。

池田: んっ…これくらいなら…こわくないでしょ…💕

◯◯: んっ…うんっ…💦

池田: よかった…私もこれくらいが好きっ…💕

瑛紗は腰を動かし、好みの角度を探る。

グリっ…グリュっ…💦

池田: いいとこっ…あたるっ…💕

瑛紗の吐息が増える。さっきまでの余裕が、小さく崩れていく。

池田: これ…私のほうが先にきちゃうやつっ…💕

グリュっ…グリュっ…💦

身体をすり寄せるたびに、胸が当たって、首筋に息が落ちる。

池田:んっ…んんっ…💕

◯◯はただ瑛紗の背中に腕を回して支える。

池田: …っ…きちゃ…っ…💕

◯◯: えっ…💦

池田:んんっ…はぁぁ…っ…💕💕

ビクんっ…ビクっ…💕

瑛紗の肩が大きくふるえる。腰の動きが一瞬止まって、それからゆっくりほどける。

池田: はぁあ…今の…ちょっと恥ずかしいんだからね…💕

しばらく抱きついたまま、瑛紗は呼吸を整えた。頬はさっきよりもっと赤い。

池田: じゃあね…次は◯◯くんの番だから…ちゃんと最後までさせて…💕

◯◯: 最後って…?💦

◯◯の問いに、瑛紗はふわりと体を起こし、まだ火照った顔でにっこりと笑った。

池田: ん…じゃあね…私がこっち向くから…後ろから来てほしいな…💕

◯◯が戸惑っている間に、瑛紗は素早くソファに四つん這いになった。白いレースのスカートがふわりとめくれ、腰の曲線があらわになる。

◯◯: えっ…と…💦

慌てて視線を泳がせる◯◯に、瑛紗はくすっと笑いながら腰を揺らした。

池田: 大丈夫…指先で入り口探してみて…?💕

その言葉に、◯◯は息を呑む。指が微かに震えながら、瑛紗の割れ目に触れた。

クチュっ…💦

池田: んっ…そこ…そのままっ…💕

◯◯は慎重に自身のものを近づけた。

ニュルっ…💦

先端が押し広げる感覚に、瑛紗が息を詰めた。

池田: ふぁあ…もっと…奥まで…💕

無防備な背中が小さく反り返る。◯◯は必死に腰を進め、最奥まで届かせた。

ヌチっ…💦

池田: ふぅ…はぁあ…奥っ…あたってる…💕

瑛紗の声が甘く溶ける。ソファの生地がきゅっと皺を作った。

パンっ…パチュっ…💦

乾いた音と湿った音が交互に鳴る。

池田: あぁっ…そう…もっと速くしていいよ…っ…💕

パンっ…パンっ…パンっ…💦

徐々に律動が激しくなる。瑛紗の胸が揺れ、ソファの背もたれに押しつけられた指先が白くなる。

池田: んんっ…っ…すごいっ…深いっ…💕

言葉の端々が詰まり、吐息に変わる。

◯◯: 俺…もうっ…💦

池田: うんっ…いいよ…中にっ…出して…っ…💕

その声に煽られるように、腰がさらに深く沈む。

パンっパンっ…パンっパンっ…パンっ…💦

最後の一突きで、瑛紗の中がきゅっと締まった。

ビュルルっ…ドクっ…ドクっ…💦

熱いものが瑛紗の奥に広がる。

池田: あぁ…んんっ…はぁあ…あつい…っ…💕

崩れ落ちるようにソファにうつ伏せになり、瑛紗は肩で呼吸を整えた。髪が汗で濡れ、首筋にまとわりつく。

池田: 気持ち良かった…?💕

小さく振り返る瞳が、まだ余韻に潤んでいる。

◯◯: うん…っ…💦

くすっと笑い、瑛紗は自分の腹に手を当てて囁いた。

池田: ここに◯◯くんの初めてが入ってる…ふふっ…嬉しいっ…💕

小さく照れ隠しのように肩をすくめると、ゆっくり立ち上がった。白いレースのスカートの内側には、まだ熱がこもっていた。

ソファの背もたれにもたれかかる◯◯の肩に、瑛紗はそっと頭を預けた。

池田: 今日は…本当にありがとう…💕

◯◯: こちらこそ…💦

池田: ね…また…こうやってしていい?💕

◯◯: また?

池田: そう…私が…したくなったら…💕

◯◯: 勝手だね…

池田: うん…だから覚悟しといてね…◯◯くんの初めて…私がぜんぶもらったんだから…💕


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