雨上がりの夜、リビングの明かりだけが柔らかく灯っていた。
絵梨花はソファに横たわり、乱れたブラウスのボタンを押さえていた。
すぐ上には夫の部下である◯◯。もう何度も繰り返してしまった関係。
もう「どうしてこんなことをしているのか」は二人の間では問われない。
テーブルの上で、スマホが震えた。
ブブっ…ブブっ…📱
画面には「夫」の文字。
出ないという選択肢はない。夫はまめに連絡を入れてくるタイプで、出張中ほどそれが多くなる。
絵梨花: ごめん…出る…静かにしてて…
絵梨花は起き上がり、通話ボタンを押す。
夫: 絵梨花?…寝てた?
絵梨花: ううん…起きてたよ…今ホテル?
絵梨花の声はいつもので、息だけがほんの少し高い。
ソファの背もたれの陰で、◯◯の手が絵梨花の腰を引き寄せ、スカートの中をなぞる。
サワッ…
夫: そう…こっちはもう終わり…あした午前だけだからさ…そっちはどう…雨やんだ?
絵梨花: やんだよさっき…ちょっと肌寒くなってきた
夫: 寝るとき暖房つけとけよ…風邪ひくから
「あなたこそ」と言おうとした瞬間、スカートの奥にぐっと指が押しこまれる。
絵梨花: んっ…💕
声が上ずりそうになり、絵梨花は慌てて咳払いでごまかした。
夫: ん?…どうかした?
絵梨花: ううん…ごめん…うん…つけて寝るね…💦
それを聞いて◯◯が楽しそうに目を細める。
片手で絵梨花の肩を抱きながら、もう片方の手で下着をずらす。
スリっ…
外見だけ見れば、優しくソファで抱き寄せている男。
けれど実際には、絵梨花の呼吸の合間を狙って深く出入りする指の動きが続いている。
夫: そういや…明日のゴミって可燃の日だっけ?
クチュっ…💦
絵梨花: そう…可燃…出しておくね…んっ…💕
最後の「んっ」を、どうしても押し殺しきれなかった。
通話口から一瞬だけ沈黙、絵梨花の心臓が跳ねる。
夫: ん?大丈夫?眠い?
絵梨花: ううん…ストレッチしてて…💦
夫との通話が続く。夫は仕事のこと、明日のこと、帰ったら食べたいもの、そんな「いつもの話」をしている。
彼の世界では、妻はいま「リビングで一人でストレッチをしてる」ことになっている。
実際には絵梨花は別の男の腕に抱えられている。
◯◯(小声): もっと可愛い声…聞かせてあげれば?
絵梨花: しっ…バカ…ほんとに…💦
夫: ん?なにがバカ?
絵梨花: え…ちがう…テレビ…ちょっと変なCMやってて
夫: ははは…なんだよそれ…
笑う夫に「ごめんね」と言う代わりに、絵梨花はスマホを少しだけ耳から離した。
絵梨花は、夫には聞こえないほどの小さな声で漏らす。
絵梨花: これ以上やったら…怒るからね!
◯◯(小声): じゃあ…電話が切れたら…
夫: じゃあ…また夜か朝かどっちかで連絡する
絵梨花: うん…待ってる…気をつけてね…
夫との電話が切れ、絵梨花はスマホをテーブルに置いた瞬間、◯◯に抱き寄せられた。
チュっ…💕
絵梨花: んっ…もう…ばか…💕
◯◯の唇が頬から首筋へ、そして再び唇へ戻る。
甘いキスを繰り返しながら、◯◯の手がスカートの裾から滑り込む。
スルっ…
下着の端が引っかかり、わずかな抵抗を感じながらゆっくりと足首までずらされる。
絵梨花: あっ…んっ…💕
恥ずかしさを隠そうとする声が逆に艶めかしく響く。◯◯は笑いながら彼女の耳元で囁く。
◯◯: もう…全部知ってるよ…君の弱いところ全部…
絵梨花はソファに押し倒され、膝を立てられる。◯◯がその間に身体を入れる。
クチュっ…ヌチャっ…ヌルンっ…💕
指先が入口に触れ、既に湿っているそこへ指が沈む。
絵梨花: ひゃっ…そ、そこぉ…💕
◯◯: 準備できてる…ほら…僕の指…吸い込まれてる💕
絵梨花の体が弓なりに反る。吐息が激しくなる。ソファの革が擦れる音と、絵梨花の喘ぎ声が混ざり合う。
絵梨花: はぁっ…もう…いいから…はやく…きてぇ…💕
絵梨花の声は切羽詰まり、◯◯はその願いに応えるように身を沈めた。
ズプっ…ズブブっ…💕
ゆっくりと確実に挿入される感触に、絵梨花の全身が震える。
絵梨花: あぁ…はいって…くるぅ…💕
腰を動かし始めると、絵梨花の声はより高く、断続的になる。
パンっ…パンっ…💦
クチュっ…ヌチャっ…💕
絵梨花: あっ…あんっ…あんっ…んんっ…💕
数分間の律動が続く。最初は緩やかだった動きが次第に加速し、二人の息が重なる。
パンっ…パンっ…パンっ…💦
ヌチャっ…ヌチュっ…💕
絵梨花: あっ…あっ…やっ…そこ…ダメぇ…💕
◯◯: ここがいいんだろ?ほら…もっと…
絵梨花: あんっ…イっちゃう…もう…あぁぁっ…!💕💕
◯◯の動きがさらに深く、激しくなる。絵梨花の爪が◯◯の背中に食い込み、痛みすら快楽に変わる。
絵梨花: あっ…あぁっ!イク…イクぅぅぅ…!💕💕💕
絶頂を迎えた瞬間、◯◯も限界に達した。
ビクンっビクンビクン…💕
ビュルルっ…ドクっ…ドクドクっ…💦
熱いものが絵梨花の中に広がる。内側から満たされる感覚に、絵梨花は目を閉じたまま小さく震えた。
絵梨花: はぁ…はぁ…こんなに…いっぱい…💕
◯◯: 絵梨花…大好きだよ…
絵梨花: はぁあ…私も…💕
二人の呼吸が整うまで、しばらくの間沈黙が流れた。
〜to be continue〜
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